治療前

治療後

ご相談内容 | 「入れ歯を固定するバネが折れて、ちゃんと装着できなくなってしまった」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、右上奥歯には取り外し可能な部分入れ歯が装着されていました。 左上奥歯には、入れ歯を固定するための金属のバネ「クラスプ」が装着されていましたが、そのクラスプが破損していたため、入れ歯を安定して使用することが難しい状態です。 このまま不安定な入れ歯を使い続けると、食事や発音がしにくくなるなど機能的な問題が生じるおそれがあるため、入れ歯を修理して装着時の安定性を回復させる必要があると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 今回は、破損したクラスプのみを新しく製作して修理する方法を提案しました。 新しい入れ歯を作るよりも、使い慣れた入れ歯を修理するほうが装着時に違和感を覚えにくいこと、この方法なら即日で修理が可能であることをお伝えしたところ、治療に同意いただきました。 まず、クラスプが通るスペースを確保するために、クラスプがかかる歯の被せ物を少し削って調整します。 次に、既存の入れ歯を装着した状態で型取りを行って模型を作製しました。 患者さんには1時間ほどお待ちいただき、入れ歯の修理を行います。 模型の歯の形に合わせて、歯の内側から左上の歯の上を通り、外側に向かう形のクラスプ「単純鉤(たんじゅんこう)」を作製します。その後、粉と液を混ぜると固まる歯科用プラスチック「即時重合レジン」を用いて、入れ歯にクラスプを固定しました。 最後に、修理した入れ歯を患者さんに装着していただき、使用感に問題がないことを確認して、治療を終了しています。 |
治療回数の目安 | 1回 |
治療費総額の目安 | 約4,000円 (保険治療3割負担) |
この治療のリスクについて | ・着脱式のため、食後の清掃が必要です ・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります ・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります |
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