いとう歯科医院の理念 | 保険で治す入れ歯専門の歯医者さん:西荻窪のいとう歯科医院

いとう歯科医院の理念

いとう歯科医院では「理念」という形で医療機関としてのあり方や進むべき方向性を明確にして、患者さんにより良い治療を提供しようと心がけています。理念とは使命、価値観、信念、規範、視点、考え方の枠組みなどの言葉に置き換えることもできます。一流ホテルのリッツカールトンで話題になってからはクレド、ミッションとも言うようです。

 

 

もっとも理念を掲げてもお題目だけになってしまう可能性もあります。伝わらなければ全く意味がありません。院長が勝手に作ったお題目をスタッフに「今日からこれに従いなさい」と言ってもその通りに行動することはありません。ではどうすればいいのでしょう?

 

その理念を掲げるようになった経緯、体験を書くことで「なぜ」その方針を掲げることにしたのかという理由を明確にしました。これにより「ああ、だからこういう理念を掲げているのか」と分かりやすくなります。また違う経緯、体験をして、それを元にブラッシュアップすることもできます。あなたにも、治療とコミュニケーションをよりスムーズにするための「理念」に共感していただければ何よりです。

 

 

1.治療のメリット、デメリットを包み隠さずお伝えします

 

よく

「○○の治療と△△の治療と、どっちがいいですか」

と聞かれることがあります。

 

その場合、「○○の方が100%良いです」と言うことはあまりありません。消費税をアップする、しない、どっちがいいかメリット、デメリットがあるというのと同じです。どんな治療にもメリット、デメリットがあります。治療後の良い状態を保つために患者さん自身で努力しなければならないこともあります。

 

勤務医時代にいくつものインプラントの症例を見てきました。インプラントは植立後に汚れや細菌の完璧な除去が必要です。完璧に磨かないと、インプラントを支える骨が感染して腫れたり膿が出たり骨が溶けたりして失敗します。

 

さらには咬み合わせの完璧な適合が必要です。咬み合わせが強すぎると骨が溶けてインプラントが揺れたり折れたりします。インプラントを否定するつもりはありませんがそのメンテナンスは義歯よりも、よっぽど大変そうでした。

 

このように様々なバランスの中で治療方針を決めていく。デメリットについては出来るだけ解決する策を考えます。

 

ですから、いいことばかり言って治療を勧めるのではなくデメリットも伝えることが大事と考えています。患者さんが持ち帰れる冊子や口の中の写真も有効です。治療の利点、欠点、気をつけることなどが書いてあります。治療の前後にいろいろな形で説明を心がけていますので少しでも疑問や不安がありましたら遠慮なく質問していただきたいと思います。

 

 

2.患者さんの不安や悩みを解決しないで自分勝手な提案をすることはありません

 

来院したらまず「私は○○のことで困っています」と言ってください。それが不安や悩みです。不安や悩みを解決するのが治療です。治療は全て保険でできます。なぜなら、それが日本の保険制度だからです。初めての患者さんに対し歯医者が治療前から「高額な自費治療をしませんか」と言うのは歯医者だけの都合で自分勝手な提案と私は思います。

 

 

3.専門用語は易しい言葉に置きかえて説明します

 

分からないことやお聞きしたいことは遠慮なく聞いてください。「なんとなく」と思うことには必ず原因があります。大きな症状になる前に「なんとなく」のうちに解決すると負担が少なく解決できます。同じ内容の質問を何回していただいても大丈夫です。

 

「さっき言ったでしょー」
「何回説明したら分かるの」

 

などと言うことは決してありません。どなたの言葉か忘れてしまったのが残念ですが

 

「頭のいい人は、難しいことを素人子供にも簡単に分かるように説明できる。頭の悪い人は、簡単なことを難しく説明してしまう」という言葉を聞いたことがあって、私はその言葉を常に念頭に置いているつもりです。もし、あなたが歯科のことについて説明を受けて分からなかったとしたらそれは歯科医のせいです。

 

いとう歯科医院では分かりやすくするために様々な物を使って説明しています。

  • 口の中を写した写真
  • 治療説明の冊子
  • 治療説明の紙芝居
  • かみ合わせを説明する模型
  • 歯並びを説明する模型
  • 入れ歯のサンプル
  • かぶせもののサンプル

 

など。同じ質問に答えるときに、答え方を変えると急に理解できることもあります。

 

ですから、「理解したフリ」、「なんとなく理解したような気がする」、「分からないけど歯医者に話を合わせておいた」といったようなことはしないでいただきたい。分かるまで質問していただいて、心の底から理解することが良い治療につながります。

 

 

4.削る、抜くは必要最小限にします

 

ご年配の患者さんが、昔はすぐに歯を抜かれたと言っていました。それには理由があります。

昔は削る機械もなく治療技術も発達していませんでした。高速で歯を削るエアタービンも、精密に歯の形に合わせられる鋳造金属冠も、安全に痛みなく治療ができる麻酔薬もありませんでした。だから痛い歯は抜くしかなかった。

 

時代が変わって治療技術が発達しました。それでほんの一時期、抜かない、削らない治療を標榜、宣伝する歯科医院が増えました。歯科の雑誌に抜かない、削らない治療についての話が載るようになって私もよく勉強しました。まだ外の歯科医院で勤務していた頃の話です。

 

いい時代になったと思っていたのですが、最近よく患者さんから

 

「歯を10本、全部抜くと言われた」
「痛くもない歯を削ってセラミックをかぶせるから13万円と言われた」
「初めて行った歯医者でいきなり、骨の手術を伴うインプラントをすすめられた」

 

などの話を聞くようになりました。80年前とはまったく違う理由で今はまた、たくさん削り、たくさん抜く時代に逆戻りしてしまったように思えます。

 

  • 10本抜いても上手く治せなかった
  • 13万円の歯が1年後にぐらついてきた
  • インプラントでトラブルになった

 

こうなったしまったら後戻りできません。とくに自費で高額をかけて、たくさん歯を削り骨の手術をして普通のエアタービンでは歯が立たないほど硬いチタンやジルコニアセラミックを施された歯など何かあったら対処の方法がありません。

 

私だけでなく多くの歯科医師が頭を抱えると思います。人の体は何が起こるか分からない部分もあります。だから何かあっても後戻りできるようにまずなるべく削らない、抜かない最小限度の保険治療で治療して経過を見る。いとう歯科医院は、その方針で80年以上も続けて来ました。

 

人の体には自分で治す働きがあります。歯や歯茎も例外ではないという研究も進んできました。

 

  • 虫歯をなるべく削らないで薬を詰めて治す治療法
  • 揺れている歯に咬み合わせの調整をして長持ちさせる治療法
  • 特殊な接着剤で歯の詰め物を長持ちさせる
  • 歯と歯を連結して長持ちさせる治療法

 

など保険でできる粘りの治療法がたくさんあります。あきらめる前にご相談ください。

 

 

5.高額な自費治療へ誘導することはしません

 

いとう歯科医院で高額な自費治療をお薦めするのは次の4つのケースです。

 

(1)外国へ長期間行く方

外国は医療保険がほとんどありませんから治療にお金がかかります。より良い材料を使って集中して良く治療してから外国に行くことをお勧めしています。

 

(2)結婚する前の方

結婚前はお金が比較的自由に使えます。またご両親さまが出してくださる場合もあるかもしれません。ですが結婚してからは経済的に大変になることもあります。お金がかかる治療を考えているならば結婚前に通うことをお勧めしています。

 

(3)入れ歯を使っている方で健康に不安があって将来は病院で介護を受けるようになるかもと、ご自分で思われる方

歯科医院まで通えるうちは入れ歯が壊れても修理できます。気になることがあれば調整できます。しかし病院に入院してから入れ歯が壊れたら修理できません。歯科がある病院は少ないです。

 

私も外の歯科医院に勤めているとき一年間、入院施設での歯科治療を行なわせていただいたことがありました。入院していて体調がすぐれない方や体の不自由な方の治療が大変難しいと実感しました。

 

だからこそ壊れる可能性のあるプラスチックの保険の入れ歯ではなく、お金をかけて金属の壊れない入れ歯を入れて、たとえ入院してもQOL(クオリティオブライフ)を保つ
というのは一つの考え方と思います。

 

(4)いとう歯科医院を心から信頼してくださっている方が最高の治療を望まれる場合

 

私たちも努力させていただきます。患者さんはお金はかかりますが私たち歯科医も材料費、技術料、技術を会得するため惜しみなく投資しています。患者さんとの信頼をより強固にするために保険制度に縛られない最先端の治療を行なうことは良いことです。

 

ただし初めての患者さんに高額な自費治療は行なっていません。保険治療を行なってお互いに信頼関係を築いてからにさせていただいています。

 

 

6.「治療してもらって良かった」と患者さんが喜んでくれるような治療をします

 

「歯を削られた」、「歯を抜かれた」と患者さんに言われたら、それは歯医者の説明不足か治療方針の間違いです。患者さんから「歯を削ってもらって良かった」「歯を抜いていただいた」と言っていただけるような治療と説明を心がけています。

 

 

7.患者さんの健康と幸せを真剣に考え共に成長していきます

 

成長することが成功のカギ。私の座右の銘のひとつです。

技術の習得、上達というのは練習、訓練、勉強、努力をすればするほど順調に上がっていく、身についていく…というわけではないことを日々実感しています。直線に右肩上がりで技術は向上しません。いくら何をやっても技術はすぐに上達しない。むしろ下手になったと感じることも。

 

そして「もうだめだ…」とギリギリまで自らを追い込んだときに何かがきっかけとなって突然ポンと出来るようになる。技術というのは右に登っていく階段状に上達します。

これはお世話になっている80歳を超える太極拳の先生も、妻が15年習い続けている生け花の80過ぎの先生も、私の親くらいの年齢の絵手紙教室の先生も口をそろえてそうおっしゃいます。

 

歯をきれいに削る、入れ歯を上手に作る、正確に診断をする、患者さんに納得してもらえる話し方を身につける。どれも簡単にできることではありません。いくら努力しても報われない、上達しない…。階段を一段昇れない。自分には才能が無いのだろうか、と悩むこともあります。でも歯を食いしばって耐える、努力し続けることが必要です。

 

そこを乗り越えて階段を一段登ったとき、成長した自分がいて新しい世界があるのです。努力して成長した姿で患者さんに臨むこと。後日患者さんが来たときには更に成長していること。

 

私たち歯科医師が常に研鑽して成長していくことが患者さんをより健康に幸せにする成功のカギと考えています。

 

 

8.いとう歯科にご縁がなくてもあなたの健康と幸せを心から願っています

 

いとう歯科医院は、患者さんが長い年月かよえるような体制で診療を行なっています。私の祖父、父の代から50年以上通ってくださっている方も多いです。ただ、みんながみんな、そういうわけではありません。

 

  • いとう歯科のことを知っているけど行ったことがない
  • 一度だけ行ったことがある
  • もう10年以上行っていない

 

このような方も、もちろんたくさんいらっしゃいます。これはあまり気にしないでください。良し悪しではなく、「縁がある、ない」「合う、合わない」って大きいです。

 

実は私は結婚前にお見合いを11回しました。食事のマナーもたぶん普通だし楽しく会話もさせていただいた中でも「ご縁がありませんでした」「悪い人じゃないいけど気が合いませんでした」ということが多々ありました。初めのうちは落ち込むんです。私も週2回、3ヶ月の間、会い続けた方から「ご縁がありませんでした」と言われたときは3日間寝込みました…。

 

そのような時は縁がないことをクヨクヨするのではなく次に向かって進むことです。

 

すぐに次の人に会う

 

今では当時ご縁がなかった方たちの幸せを心から願っています。

 

患者さんとのご縁も同じと考えています。ご縁があったから、自分に合っているからと「心で選ぶ」ことも大事です。他の先生を否定するつもりはありませんが有名だからとか肩書きが凄いからとか表面的な知識だけで選ぶと自分とは合わないことがあります。

 

今回いとう歯科医院にいらっしゃらなかった方も、あなたに合った良い先生とのご縁があって幸せに過ごされることを心から願っています。

 

 

9.患者さんの健康に関しての情報収集を徹底的に行います

 

定期的に歯科の講習会に通っています。あちこちに顔を出すのではなく一人の先生の講習会に何年にも渡って参加してじっくりと教わるのが好きです。今でも毎月参加して勉強しています。

 

また、ここ数年で急に多くの同級生と再会するようになりました。外の歯科医院に勤めていた8年間はほとんど会うことはありませんでした。同級生もみな10年以上歯科医療を行なっている中で様々な苦労をし勉強していました。みんなの知識と経験を共有するのは自分にとって刺激になり勉強になります。勇気づけられたこともありますし逆にちょっと元気の無い友人を勇気づけてあげるように行動することもありました。

 

家では家族で歯科に関する話をします。患者さんの個人情報の漏洩には細心の注意を払っていますのでご安心ください(プライバシーポリシーを参考にしてください)。父はもちろん同業者なので理解者です。妻とも話します。妻は歯科関係者ではありません。丸の内の大きな会社で事務職をしていました。妻にも理解できるように専門用語を使わずに歯科のことを話すのは自分にとって大変勉強になります。

 

偏らない情報収集をするには、本やインターネットだけでなく多角的な人と人との関わりからも収集することが大事です。さらには収集するだけでなく人に話す、自分の情報を伝えることも大事です。人に伝えることで人からの情報も集まってくるようになるからです。そして集めた情報をもとに理解を深めて患者さんに還元していくことがより良い治療につながっていくと考えています。

 

 

10.歯科医師自身も健康に気を使います

 

私自身は今のところ虫歯が一本もありません。1日2回、朝と夜寝る前に歯みがきしています。同じように歯みがきしていても虫歯がたくさんある人もいます。歯医者でも虫歯がたくさんある人は多いです。正しい歯みがきはできるはずですよね。なぜこのような差が出るのでしょうか。

 

これを言うと医療ではなくなってしまうかもしれませんが…。過剰なストレスがないように気をつけるのが大事です。歯科医も健康であってこそ良い治療ができるので私自身も健康に気を使っています。今のところストレスは比較的少ない生活をしているほうだと思っています。

 

夜11時半に寝て朝6時半に起きています。一日3食、野菜の多い食事を心がけています。

 

朝ごはんはキャベツのサラダ、卵焼き、バナナ、オートミール。
昼は魚とトマトとご飯。
夜は自分で料理することも多いです。

 

タバコは吸いません。
お酒はつきあい程度にたしなんでいます。

 

適度に働き適度に休む。
朝8時30分から夕方5時まで。
昼休みは30分ほど昼寝をします。

朝10時から夜10時まで休憩時間ナシ年中無休で働いている歯科医院もあるようですが私にはマネできません。

 

取り引きしている歯科材料店の方が言っていた話で日曜日も診療をして体を壊す先生もいるとのこと。休むときは休むのがいいようです。

 

運動は週2回スポーツクラブでランニングとストレッチをしています。少しずつ前屈ができるようになって体が柔らかくなってきました。

 

あと太極拳を習っています。もう20年を越えました。剣などを振り回しています。とても面白いです。休みの日には、たまに家族で出かけたりしてリフレッシュしています。旅行先の良い「気」を持ち帰ることはとても良いことだそうです。

 

コンサートや絵の展覧会を見に行くのもリフレッシュになります。患者さんからお誘いいただいて観に参りました。音楽はクラシック、ブルックナーの交響曲第9番とか好きです。ちょっとだけマニアです。絵は先日、ルノワールを見て感動しました。

 

 

11.歯科医療以外の知識と技術を身につける努力もしています

 

患者さんが何で困っているのか、何を求めているのか話してもらう。本音で話してもらう。人の気持ちをより深く理解するにはどうしたら良いのでしょうか。歯科医師の方針、考えを分かりやすく伝えるにはどのような言葉を使えば良いか。使ってはいけない言葉もあります。

 

歯科大学では教えてくれませんが大事なことです。そう思ってコミュニケーションの本や文学の本、文化について述べた論文などを読む機会が増えました。

 

いい治療をしているのだから、その良さを伝えたい。口で言っただけでは伝わりきらないこともあります。そこで治療のことを書いた冊子を配るようになりました。話して伝えるのと冊子を用いて文章で伝えるのは全く表現が違います。文章の長さ、改行の仕方など、文章ならではの工夫が必要です。

 

文章の書き方、表現の仕方も本を読んだり先生から教わったりして勉強しています。文章を書くのも、たくさん書くことで少しずつ上達します。この上達の仕方は歯科医療と同じですね。

 

「7.患者さんの健康と幸せを真剣に考え共に成長していきます」に書いたように階段状に成長します。この話をしたところ、文章の書き方の先生も「そうそう、そうだね」と共感してくれました。

 

 

12.歯科医師も文化と教養を身につける努力が大事です

 

「今度の治療はこのことをチャレンジしてみたい」と新しいアイデアを出すことが診療の中で必要になってくることがあります。治療がいつも教科書どおりにルーティンにこなせるわけではないからです。

 

実は歯医者の勉強だけしていても新しいアイデアは出てこないそうです。「アイデアとは、違うものと違うものを組み合わせることで生まれるもの」と人から教わったことがありました。その例はたくさんあります。

 

  • 鉛筆と消しゴムを一本にまとめたら便利だった
  • イチゴと大福を合わせてみたら美味しかった
  • エジソンが電球のフィラメントに日本の竹を使ったらうまくいった
  • ニュートンがリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則をひらめいた

 

かけ離れてもの同士を組み合わせると「よりすごいアイデア」になります。リンゴと万有引力なんて、どうつながるのか見当もつきません。

 

例に習って歯科と絵画、歯科と太極拳、歯科と家族、歯医者と料理など。組み合わせたらどんなに素晴らしいアイデアが生まれるかもしれません。
100のアイデアを出して一つでも使えたら患者さんのためには素晴らしいことです。

 

「7.患者さんの健康と幸せを真剣に考え共に成長していきます。」に書いた技術は階段状に成長する話も、もともとは太極拳を習っているときに気づいたことと記憶しています。よい良いアイデアをだすため、治療と人間の向上のため歯科医療とはかけ離れたことに興味を向けることも必要と考えています。

休みの日に家でゴロゴロと寝ているだけでは寂しいですよね。アイデアが浮かぶことも期待しつつ、運動したり芸術を楽しんだり家族、友人としゃべったりいつも色々と活動していたいです。

 

 

13.前の歯科医師の行なった治療は、まずは認めるように努めています

 

患者さんの多くは、前の歯科医師が治療した入れ歯やかぶせもの、歯の根の治療などがあります。治療された歯について、私たちの目から見ればどのくらい程度の高い、あるいは低い治療を受けてきたかすぐ分かります。お金をかけていれば程度が高い、というわけではありません。

 

ほとんどの治療は前医が一生懸命行っています。私の知っている歯科医師はみんな勉強熱心で真面目な人たちだからです。まずはその前提で治療が行われていると考えていただきたいと思っています。

口の中を見て

「この治療は素晴らしい。教えを乞いたい」

と思うこともしばしばです。

 

私の方針とは違う施術でも

「そういう考え方もあるんだ」

と今後の治療の参考にさせていただくこともあります。

 

時には学術的、科学的、物理的に大丈夫かな、と疑問に思うこともあります。

しかし口の中は常に教科書や練習用模型相手のような100%の良い状況で治療ができるわけではありません。

 

  • 唾液が常に流れ込んでくる
  • 角度的に、どう覗き込んでも見えない
  • 咬み合わせが次の日には変化している

 

などの悪条件で出来る限りがんばってくださったのですね、と苦労の跡が分かることもあります。

 

ですから前の歯科医師の治療はまずは認める。特に患者さんに対して前医を否定することを言わないことを心がけています。信じて通院していたのですから前医を否定することは患者さんを否定することになります。そんなことはしてはいけないと歯科大学の学生時代に教わりました。一般的な社会人としてのルール、マナー、仁義と思います。

 

まれに必要もないことをされていたり、無謀な施術に対して理不尽な金額を請求されていたり、との話をお聞きすることがあります。保険治療で普通に治せるのに、歯科医の勝手な都合で患者さんに接している悪意も治療の跡から感じ取れるのですぐに分かります。

 

それはもちろんきっぱりと否定します。

 

しかし安心していただきたいのはそのほとんどは保険治療で解決できるということです。ですから前医とのかかわりは、あまり気にしないで相談していただければ幸いです。

 

他の歯科医院よりもむしろ…父と一緒に診療していると治療方針が違うことが、よくあります。40年の歳の差があるので当然です。それでいちいちケンカしていたら一緒にやっていられないと気がついたのはつい最近のことです。今ではお互いにフォローしあえるようになりましたがそれまで父には迷惑をかけていたような気がします。

 

それもあって前の歯科医師の治療はなるべく肯定しようと努めるようになりました。

 

 

 

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