保険?自費?入れ歯にかかるお金について | 入れ歯を保険で治す歯医者さん:杉並区にある【いとう歯科医院】

保険?自費?入れ歯にかかるお金について

Q.保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いは、どんなところですか?

 

A.まずは値段が違います。保険の入れ歯は1個約1万円で新しく作れますが自費の入れ歯は1個300,000円(税込)です。値段の違いにはもちろん理由がありますので、それをこれから説明していきます。

 

保険の入れ歯はプラスチックで出来ています。プラスチックで作る利点は修理、調整がしやすいことです。患者さんは入れ歯に何らかの「困ったこと」があります。

 

プラスチックの入れ歯ならば

 

  • 入れ歯の痛みをとる
  • 壊れた入れ歯を修理する
  • ゆるいのをピタッとさせる
  • しゃべりやすくする

 

など自由自在に加工できます。プラスチック以外の材料では修理などが難しいです。あるいは出来ないことがあります。

 

特に最近の歯医者が熱心に勧めたがる「インプラント」「磁石を使った入れ歯」「シリコンなどの新しい素材を使った入れ歯」は、修理がほとんど出来ません。まずは保険治療の範囲で「困ったこと」を治すこと。それから「困ったこと」が起こらないような入れ歯にしていくことが大事です。

 

一方、自費の入れ歯は大部分が金属で出来ています。だから金属床入れ歯とも呼ばれます。

 

金属床入れ歯の利点は3つあります。

 

1.「壊れない」こと

保険のプラスチックの入れ歯は、落としたりすると簡単に真っ二つに割れてしまったり歯の部分が欠けてしまったりします。また噛む力で割れてしまうこともたまにあります。金属床ならばその心配はありません。

 

たとえば病院に長期入院したときなど保険のプラスチックの入れ歯が壊れると
病院に歯科がない限り治せません。病院に歯科が併設されていることはあまりありません。すると流動食しか食べられなくなってしまう。壊れない入れ歯の価値は大きいと思います。

 

2.小さく薄く作れること

違和感が少なくできます。プラスチックだと強度を保つために厚さ、大きさがどうしても必要です。しかし、金属床入れ歯ならば薄く小さくても強度があります。金属床入れ歯にしてから食事がおいしい、と喜ばれる患者さんも多いです。

 

3.磨き上げられた金属の質感は「所有する喜び」があると喜ばれる方が多いこと

保険のプラスチックは年月が経つとツヤが失われてしまいます。少し研磨するときれいにできるのですが金属の輝きはプラスチックとは段違いです。愛着を持って10年以上使ってくださっている方も数多くいらっしゃいます。

 

半面、金属床の入れ歯は欠点もあります。

 

1.食べる、話すなどの機能は保険の入れ歯と同じということ

だから意味がないというわけではありません。一番言いたいことは

 

「保険の入れ歯でうまくいかないから、お金をかけて金属床入れ歯にすれば夢のようにうまくいくということはない」

 

ということ。金属床入れ歯は魔法ではありません。痛い、入れられない、話せない、食べることができない等のうまくいかないことがあれば、今の入れ歯でそれを解決することです。

 

ただやみくもにお金をかけて作りなおしても「うまくいかない新しい入れ歯」ができるだけ。入れ歯の調子が良くないときは、まず保険治療の範囲で調整することです。それで良くなって、さらに良いものを求められるならば金属床入れ歯は期待通りの物になります。

 

2.痛い、食べにくいなどのことがある場合に調整が手間がかかる場合があること

少しでも簡単にできるように設計に工夫していますがプラスチックを削ったり盛り足したりするのに比べると金属は難しいです。

精度の高いと思われる入れ歯を作っても、始めは痛い、食べにくいことはあるので調整しますし、入れ歯を作ってからの調整は、どんな入れ歯でも絶対に必要です。3ヶ月~半年に一度の調整をおすすめしています。定期的にお手入れしていれば手間も少なく調子よくできます。

 

 

Q.インターネットとかで最近バネのない入れ歯があると載っていましたがどうでしょうか?

 

A.いとう歯科医院では扱いません。

 

なぜなら後々のメンテナンスが十分にできないからです。バネのない入れ歯は調整、修理ができません。材質が普通の入れ歯と異なるので修理で使うプラスチックやウラを張り替える材料と合わないのが原因です。年月が経って入れ歯が壊れた、痛い、歯グキと合わないなど、何かあったら新しく作り直すしかありません。つまり調整、修理、修理で一つの入れ歯を長く大切に使う当院の方針とは合わないと思っています。

 

もちろん本当に良い物は取り入れたいので 新しい材料を売り込みに来る業者さんと話をすることがあります。そのとき私は「その材質は調整、修理ができますか?」と聞くことにしています。すると小声で「いやあ~、そういう調整、修理は…できませんね…」と言ってスゴスゴと帰ってしまいます。

 

これは少し前の話ですが、バネのない入れ歯には主に4種類の材料が広く使われているそうです。しかし残念ながら調整、修理できる物は一つもありませんでした。バネのない入れ歯は保険ではできません。200,000円~500,000円が相場らしいです。それだけお金をかけても数年で合わなくなって調整もできないから再び作って何十万円という話をするのは私は気がひけます。

 

同じ仕事を保険治療で行なえば調子よく長持ちするものができます。入れ歯の修理、メンテナンスは保険治療で数千円でできます。バネが目立つなどの悩みもバネの調整、修理を保険で数千円でできます。バネを短く切断したりバネの場所を変えたりして解決できることがほとんどです。多くのケースで金属を見えなくして見た目を良くすることもできますのでご相談ください。

 

 

Q.入れ歯はどのような素材でできているのですか?完成までにどのくらい時間がかかるのですか?

 

A.保険の入れ歯はプラスチックです。レジンといいます。加工しやすいのが特長です。

 

いとう歯科医院では小さい入れ歯なら歯医者が自分で作ります。その場合は1~2週間で作れます。大きな入れ歯の場合は技工所という入れ歯を作る専門の所に発注します。職人技で、よりきれいに丈夫に作ってくれます。その場合作製に3週間~1か月かかります。

 

自費の金属床は「タイコニウム」という硬くて錆びない金属で精密な加工で作ります。

 

入れ歯のフチは「プラスチック」
歯は「プラスチック」や「金」「セラミック」

 

の中で口の状態に合うものを選んで作ります。完成して口の中に入れてから数回の調整が必要なのは保険の入れ歯も金属床も同じです。金属床入れ歯は昔は扱っていたのですが、調整が難しいだけで患者さんにも歯科医師にもメリットがないのでやめてしまいました。

 

 

Q.保険の入れ歯か、金属床の自費の入れ歯を作るのが良いか悩んでいます。種類は選択できますか?

 

保険でも自費でも患者さんに選んでいただけます。もっとも、初めていとう歯科医院にいらっしゃった方にはまずは保険の治療を行なっています。その際に、メリットとデメリット、あなたにはどちらが合っているかを納得いくまで説明します。

 

「口に中にどういう問題点があるのか」
「どんな治療を行なうと良いのか」

 

保険の範囲で治療して確認してから新しい入れ歯作りを進めるとより満足のいく結果が得られます。今使っている入れ歯で問題点を解決すると、新しく作る時も問題点に気をつけながら作れますから安心してより良い満足できる入れ歯ができます。今使っている入れ歯が調子良くないのに新しく作りさえすれば良くなるということはありません。

 

そのような理由で、いとう歯科医院では新しい入れ歯を作ることを最初から勧めることは少ないです。今使っている入れ歯をより良くすることより長く使っていただくこと患者さんとより長くお付き合いしていくことを最優先にしています。

 

 

Q.保険の入れ歯について知りたい

A.保険の総入れ歯は、国民健康保険などの保険を使って入れ歯を作ることができます。プラスチックのものになります。

 

歯を一本だけ失った方から、一本も歯がない方の総入れ歯まで幅広く応用できます安価なこと、修理、調整が簡単にできることが利点です。保険の入れ歯の費用、値段は上下どちらか片方で約5,000円~10,000円くらい(保険適応3割負担の場合)です。入れ歯本体の値段、診断料、型取りの費用、装着料等を全て含んだ料金です。

 

保険の総入れ歯の治療期間は通院4~5回くらい。約1~2週間で

 

型取り→精密な型取り→噛み合わせの決定→仮入れ歯の試適→装着 

 

という流れが多いです。ただし、歯グキやアゴの形に問題があった場合などにはその治療を行なう必要があるので、治療期間が長くなります。

 

入れ歯は新しくしても歯グキの形がだんだん変わってきて合わなくなってくるので定期的な調整が必要です。それは自費の高額な入れ歯でも同じです。自費の高額な入れ歯は、より細かく調整が必要です。

 

保険の入れ歯は、プラスチックの強度を保つために分厚くなりやすいことは欠点です。しかし、その欠点は慣れること、時間が経つこと、入れ歯を入れてから調整をすることで克服できることがほとんどです。

 

違和感があったり話しにくかったというデメリットがありがちと思われますが実際には心配いりません。それらは舌や頬を動かす運動トレーニングをすることと慣れることで解決できます。トレーニングのやり方もお教えします。

 

プラスチックの歯では噛む能力が低いとも思われがちが、実はそうとは限りません。アゴの強さや歯グキや咬み合わせの相性が大事です。保険のプラスチックの歯が食事してて疲れなくて噛みやすいと喜ばれる方も多いです。

 

症例によっては硬い金属の奥歯やセラミックの歯にする方法もあると他院のホームページには紹介されているようですが、合わないとかえって食べにくくなってしまうこともあるので慎重な選択が必要です。当院では扱っていません。

 

そのためにもいきなり新しい入れ歯を作るのではなく、まずは今まで使い続けている入れ歯を修理したり調整したりして最善の方法を探していくことをお勧めしています。入れ歯の修理や調整は保険で数千円でできます。やみくもに新しい物を作るのではなく、今まで使っていた入れ歯をより良くすることを積極的に治療として行なっています。

 

保険の入れ歯だと自費の高額な入れ歯と比べて落ちたり外れたりしやすいのではないかと思われがちですが、そのようなことはありません。逆に保険の入れ歯もうまく合わないのに高額な入れ歯を入れれば合うということはありません。

 

保険の治療で、どうすればよく入れ歯が合うのかを調べることが長く入れ歯とお付き合いするコツです。

 

入れ歯が合わない→スグに保険の入れ歯に作りかえる→やっぱり合わない→自費の高い入れ歯に作りかえる→大金を払ったのに合わないことがほとんど

 

このような流れはお勧めしません。

 

入れ歯が合わない→調整する・修理する→入れ歯が合うようになる→時間が経つと少し合わない部分が出てくる→少し調整するだけで合うようになる

 

このような流れで入れ歯を常に良くしていければ入れ歯が長持ちします。調整、修理を何年も繰り返していると、どうしてもプラスチックは物理的な限界がきて壊れることがありますが補強の金属線を入れるなどして修理してさらに長持ちできます。このような修理も保険治療でできます。「あまりにしょっちゅう壊れる」「ツギハギだらけで見た目も良くない」「修理も難しくなる」など、本当の限界が来るのは入れ歯を使って何年も後のことです。そうなってから入れ歯を新しくすることを考えても十分間に合います。

 

 

Q.自費の高額な入れ歯について知りたいです。入れ歯に何十万円もお金をかける価値がありますか?

 

A.いとう歯科医院では初めての患者さんには金属床入れ歯は作りません。保険の治療を通じて私たち歯科医もその患者さんの治療の勘どころが分かっており、そしてお互いに信頼関係ができていることを確認できてから、必要な場合あるいは患者さんが希望するようでしたらご案内しています。

 

その場でお金をもらうよりも「一生お付き合いできる信頼関係を築くこと」の方が大事と考えていますのでご理解いただけると嬉しいです。

 

いとう歯科医院では上下どちらか1個につき300,000円(税込)で作っています。保険の入れ歯をしっかり使えるけれど、さらに良くしたい場合に相談して、適用するかどうかを決めていきます。自費の高額な入れ歯は大部分が金属で出来ています。これを「金属床入れ歯」といいます。お金をかけて満足していただけるメリットがたくさんあります。

 

ただし注意していただかなくてはいけないこともあります。歯科医師とよく話し合って納得してから作ることが大事です。患者さんにも入れ歯についてよく知ってもらう必要があるので、出来るだけここに書いていきます。入れ歯の大部分を金属にすることで入れ歯を薄く壊れにくくすることができます。保険のものよりもしゃべりやすかったり違和感が少なかったりより良い入れ歯を作れる可能性が高くなります。

 

金属床義歯のメリット

 

  1. ほとんどの方に使用できます。自分の歯が一本もない総入れ歯でも自分の歯がある部分入れ歯でも広く応用できます。
  2. 入れ歯を薄くすることができるので保険の総入れ歯よりもピッタリと合ってしゃべりやすかったり違和感が少なかったりする入れ歯を作れる可能性が高いです。
  3. 金属は熱伝導性に優れているので食事をした時の温度感覚が自然に近くなります。そのため食事がおいしくなったと喜ばれる方が多いです。
  4. 汚れが付きにくいので清潔です。
  5. 壊れにくい、割れにくい、変形しにくいです。
  6. 部分入れ歯の場合、残っている自分の歯が抜けるか折れるかしても、金属床入れ歯ならインプラントや特殊なアタッチメントを用いた義歯と比べると簡単な修理で使い続けることができます。保険の華奢な入れ歯だと完全に作り替えなければいけないこともあります。

 

ちなみにどこの歯科医院でもそのように考えて金属床入れ歯を作ってくれるとは限りません。設計によっては修理ができない形で作られてしまうこともあるようです。いとう歯科医院の部分入れ歯は、自分の歯がなくなるまでの長い期間使うことを想定して設計、作製しています。

 

金属床義歯のデメリット

 

  1. ものを噛む能力は保険の入れ歯とあまり変わりません。慣れるための努力が必要なのは保険の入れ歯と同じです。
  2. 歯グキの形が年月が経つと変わってくるので徐々に入れ歯が合わなくなってきます。定期的な調整が必要です。これも保険の入れ歯と同じです。
  3. まれに金属アレルギーが起こります。金属床義歯にはコバルトクロム合金という金属が最もよく使用されます。「歯グキが赤く腫れる」「かゆい」「口の中が広範囲に痛い」などのことがあったらガマンしないで言ってください。
  4. 金属床入れ歯は壊れた場合の修理や痛い、食べにくいなどの場合の調整が難しいことがあります。

 

保険のプラスチックの入れ歯なら削るのも容易です。修理もプラスチックとプラスチックを接着するのは簡単です。

 

一方、金属床入れ歯は金属を削ったり、金属とプラスチックを張り合わせて修理したりするのに特殊な技術が必要ですし、プラスチック同士の修理に比べると不安定です。定期的なメンテナンスが大事です。金属床義歯を新しく作るのはは通院5~6回ほど、約2~3週間かかります。

 

型取り→精密な型取り→金属の型を技工所で作成してもらう→噛み合わせの決定→仮入れ歯の試適して歯並びの確認→装着 

 

というながれになります。ただし歯グキや咬み合わせに問題があった場合などには、その治療を行う必要があるので治療期間が長くなります。金属床義歯は値段が高く修理も難しいのでまず保険の入れ歯を使ってみて、より良いものにしたいという場合に使用することをおすすめしています。

 

また金属床義歯自体は強度が強いので、割れたり変形したりすることはほとんどありません。それでも歯グキの形が変わってしまうことは避けられないので、定期的なお手入れが必要です。金属床義歯はメンテナンスしないで永久に使えるということはありません。

 

今使っている入れ歯ではよく噛めない、入れ歯が安定しない、痛みがある場合には金属床義歯は適当ではありません。このような場合には金属床義歯ではなく、今の入れ歯を調整、修理して症状なく快適に使えるようにすることが最優先です。

 

 

Q.高い素材の高額な入れ歯を勧められるのではないかと心配です

 

A.いとう歯科医院では高いものをムリに勧めることはありません。特に自費の入れ歯、自費の治療は「お金をかければ夢のように良くなる!」と思われている方も多く、そのような内容を謳った宣伝も数多く見かけますがそれは間違いです。金属床入れ歯の欠点として、痛い、食べにくいなどの不都合なことがあった時に調整しにくいことがあります。

 

保険の入れ歯ならばプラスチックを削ったり盛り足したりすればいいので簡単ですが、金属床入れ歯は金属にそのような調整をしなければならないからです。調整しやすい工夫もしていますが保険の入れ歯に比べると大変です。初めての患者さんの場合は入れ歯の大幅な修正が必要なことも多いです。そのような方に初めから作業しにくい金属床入れ歯を勧めるのは無謀です。おそらく患者さんの満足度も低くなってしまうでしょう。高いお金をいただいて満足してもらえない仕事はできません。

 

高い素材のものを勧めるよりも逆に、「高いものを入れないとダメなのではないか?」と考えている方に

 

「保険で早く安く調子良くなった!」

 

とおっしゃっていただける治療を積極的に行なっていこうと考えています。

 

 

Q.保険の入れ歯と自費の入れ歯の料金は、どのくらいですか?

 

A.保険の入れ歯はプラスチックで作ります。1個5,000円~10,000円ほどです。治療の流れや部位などによって金額が変わってきます。自費の金属床入れ歯は上下どちらか1床で300,000円(税込)です。支払方法はカードは扱っていません。現金か指定の口座に振り込んでいただく形になります。

 

 

 

Q.保険の入れ歯と自費の入れ歯は、どっちがいいですか?お金をかけた方がいいのでしょうか。

 

A.どっちがいいか?と単純には言えませんが、初めて行く歯科医院では保険治療にしてもらって様子を見てみるというのが賢明じゃないかな、と個人的には思います。お金をかけたほうがいいとは言えません。メリット・デメリットをよく理解することが必要です。

 

自費の入れ歯、自費の治療は「お金をかければ夢のように良くなる!」と思われている方も多く宣伝も数多く見かけますがそれは間違いです。どうしても合う、合わないがあります。口や歯の状態によっては保険の入れ歯でじっくりと調整しながら合わせていく方が良い場合も多いです。

 

特に初めての患者さんの場合、口や歯の状態が将来どのようになるのか分からないので自費の治療はしません。はじめから「お金は払うから金属床でやってくれ!」いう方はお断りさせていただく場合もあります。

 

いとう歯科医院では自費の高額な治療をムリに勧めたり不安を煽ることを言って高額の治療を行なったりすることはありません。これまでずっと、10年、20年…70年先にも気軽に通えるような歯科医院を祖父と父が作り上げてきました。技術的にも気持ちも金額もみんなが納得する形で無理なくラクに治療を行なっていくことが一番大事だと私も父から教わってきました。

 

入れ歯が痛い、ゆるい、食べられない、見た目が良くないなど「まずは困っていることを解決する」。困ったことを解決するのは「治療」です。「治療」はすべて保険でできるのが日本の保険治療の原則ですから、お金のことは心配せず気軽にご相談ください。

 

 

 

Q.保険の入れ歯やブリッジはいくらでできますか?

 

A.入れ歯の大きさによって5,000円~10,000円くらいです。入れ歯は保険で製作することができます。種類や値段も豊富で選択することが出来ます。

 

また、歯が抜けたところに両隣の歯を削ってかぶせるブリッジも保険でできます。こちらは一本分で約5,000円です。3本のブリッジなら15,000円くらいです。さらに、前歯もきれいにできます。プラスチックで歯の色を作ります。プラスチックだとスグに変色するかもとの心配もありますが近年は材料の進歩できれいな色が長持ちすることが多いです。

 

ブリッジは歯を削って作ります。歯は削ると元に戻すことはできませんから後戻りできないブリッジなどの治療は慎重にやるべきと思っています。

 

初めていらした患者さんにいきなり新しい入れ歯やブリッジを作ることは少ないです。再接着や調整、修理できることがほとんどです。そのような治療は保険で数千円でできますのでご相談ください。

 

 

 

Q.歯科の診療費がわかりにくい

 

A.よく「治療に費用がどれくらいかかりますか?」という質問を受けます。だいたいの目安はお答えできますので遠慮なくお尋ねください。

 

しかし、治療を始める前にはっきりとした費用をあらかじめ提示することは難しいです。理由としては、歯科の保険治療は治療内容によって厚生労働省が定めた点数があります。その点数によって費用が決まります。その治療内容の分類はとても細かく複雑です。よって治療を終えてみないとはっきりとした金額が出せない場合もあります。

 

入れ歯についても、歯の残っている部位やバネの位置、材質、アゴの状態などによって費用が変わります。入れ歯の調整も使った材料によって費用が変わってきます。治療の流れによって使う材料が変わると費用が変わるわけです。

 

ムシ歯の治療や削って金属の詰め物をするときもムシ歯の状態で点数が違いますし、前歯か奥歯か歯のどの部分をどのくらい削ったかによっても違ってきます。それに検査費用などが加算されます。

 

そのため保険診療に関しては治療を始めてから、だいたいの費用を予測するという形にならざるを得ないことをご了承いただけると助かります。

 

 

Q.保険診療と自由診療についてよく知りたい。制度がよくわからない

 

A.歯科治療には保険治療と自費治療(自由診療ともいいます)があります。保険治療では国によって決められた治療法、治療の手順や材料があり、それに従って治療します。副作用やリスクが少なく安全に安価に治療できます。

 

日本では治療は保険でできるというのが大原則ですが外国では違います。アメリカでは、虫歯を削ってかぶせると1本で50,000~60,000円かかることがあるそうです。保険診療では患者さんは治療費を一部だけ負担すればすみます。本来かかる金額の1~3割です。何割かは患者さんの入っている保険によります。10,000円分の治療をしても歯科医には1,000円~3,000円払えばいいわけです。これは経済的負担が軽くてすむという良さがあります。残りの9,000円~7,000円は、歯科医がカルテを元に国の機関に請求すると国から支払われます。

 

たとえば、

 

入れ歯は保険治療ではプラスチック。自費治療では金属を使ったものになります。歯のない部分は治さなければ食事ができないなど、生活に支障が出るので治さなければいけません。これは「治療」ですから保険治療で入れ歯を入れることができます。保険治療のルールに従ってプラスチックの入れ歯を入れます。

 

保険治療で入れ歯を1つ作ると数千円~10,000円です。部位、大きさによって値段が変わってきます。一方、金属をふんだんに使った金属床入れ歯など特別に高価な材料を使った治療では保険は適用されません。高価な材料は保険で賄ってくれません。よって自費治療になります。金属床入れ歯は1つ200,000円~500,000円で行なっているところが多いようです。いとう歯科医院では1つ300,000円(税込)です。

 

前歯のかぶせものは保険治療ではプラスチック。自費治療ではセラミック(陶磁器の材料)になります。前歯が欠けているとやはり治さなければいけない状態です。これも「治療」ですから保険治療でかぶせて治すことができます。保険のルールに従って金属とプラスチックのかぶせものをします。かぶせもの1つで5,000円~8,000円くらいです。部位、材質によって値段が変わってきます。

 

貴金属とセラミックを使ったかぶせものなども保険適用でないので自費治療になります。歯1本あたり80,000円~150,000円で行なっているところが多いようです。いとう歯科医院では歯一本あたり100,000円(税込)です。

 

ただし、後々になって欠けたり歯が折れたりするトラブルが多く、調整も困難あるいは出来ないこともあります。実際には当院では扱っていません。

 

普通の入れ歯やムシ歯の治療は保険診療で十分な場合がほとんどです。自由診療では患者さんに自費で全額を負担していただくことになりますので、経済的な負担は大きくなります。決められた枠にとらわれないために、個々の患者さんに合った方法や材料で治療ができるという良さがあります。もっとも自費治療には利点も多いですが欠点も必ずあります。欠点が少なければ保険治療になるはずですから。

 

たとえば、自費のセラミックは色が変わりにくい利点があります。保険のプラスチックだと初めてかぶせた時は濡れたようなツヤがありますが、少し経つとツヤがなくなってしまうことがあります。歯の色がくすんだ感じです。表面が柔らかいのですぐにすり減ってしまうのが原因です。セラミックだとハッとするような芸術的な艶、輝きが長持ちします。

 

その半面、自費のセラミックは咬み合わせのバランスが難しいのが欠点です。メンテナンスしないまま年月が経つと噛み合う歯が過剰にすり減る、かぶせた歯が折れる、セラミックが壊れるなどのことが起こります。その点、プラスチックのかぶせものならば、ラスチックが適当にすり減ってくれて危険を回避できる場合が多いです。さらに最近はプラスチックも材質が良くなっているのできれいな状態が長持ちします。だから特別にセラミックをすすめることは当院ではありません。

 

さらに、物理の法則を超えるようなことは自費治療でもできません。保険治療では取り外し式の入れ歯しか作れない状態のところに、自費治療ならブリッジ作って口の中に固定できるか?というとそのようなことはありません。無理をして体に良いことはありません。

 

多くの歯科医院では保険治療と自費治療の両方を行なっています。通常は保険で治療することが多いと思います。より見た目を良くしたい、入れ歯をより良い装着感で着けたい、体により影響が少ないと考えられている材料を使いたいなどの希望があるときは、歯科医とよく話し合いながらみんなが納得するような治療法を選んでいただきたいです。

 

初めて行く歯医者でいきなり自費治療で何十万円というお金を払ったり、大きな手術を伴う治療などをしたりするのには私は疑問を感じます。いとう歯科医院で一番おすすめしているのは、まずは金額やリスクの心配をしない保険治療で治してみることです。治療してからある程度のあいだ様子を見る、普通に生活してみる。それで満足のいく結果が得られればそのままで大丈夫。何か問題があれば保険治療で解決していきます。

 

もっと良くしたい場合は相談してください。可能な状況ならば自費治療の紹介もします。

 

 

 

 

よくある質問インデックス

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  2. 保険?自費?入れ歯にかかるお金について
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