Q. 時間がかかってもいいので一回でまとめて治療してほしい。可能でしょうか?
A.ある程度なら融通が利きます。朝8時30分など早めの時間にいらしてください。木、日、祝日はお休みです。
いとう歯科医院は予約制ではありません。
朝早く来院していただけるとまとめて治療ができます。
半日くらい歯科医院で過ごすつもりでお越しください。
- 体の不自由な方
- 遠方からいらっしゃる方
- 忙しい方
など、歯医者に長期間にわたって何度も通院するのは大変なので出来るだけ一回でまとめて治療してほしいという方は数多くいらっしゃいます。
ただ、歯の根を消毒して3~4日は様子を見てもらわなくてはならないとか、技工所に発注して作るときなど日数と回数かかることもあります。
進め方は最初によく相談して納得のいく方法で治療できればいいと思います。
Q. 一度で治療を完了してほしい。どのくらい可能ですか?
A.限度はありますが、そのようなご要望も言っていただきたいと思います。
「足などが不自由で通院が大変」
「学生さんは自由に休みが取れない」
「明日から出張なので通えない」
など様々な事情がありますが、一番大事なことは痛みが出るなどの危険を最小限にするための治療を行なうことです。
虫歯の治療で、良く効くけど痛みが出る可能性も高い薬は使わない。
歯にフタをすると痛みが出る可能性があるので、消毒の効果はある程度保ちつつフタをしないで様子を見るなど治療方針を柔軟に変えて対応します。
入れ歯も、長持ちする材料で張り替えていく治療をするところを長持ちはしないけれど柔らかい違和感の少ない材料で張り替えて一回で完了にする。
そしてそのまま様子をみていただくこともできます。
それで予想以上に長持ちすることも多いです。
遠慮しないで言っていただければ一日でできる治療を全力で行ないます。
ただ1か月に1回でも通えればかなり良く治療できます。
遠慮して1年間来ないよりもずっと良いです。
Q. 治療途中で通院をやめてしまいました。また行っても大丈夫でしょうか?
A.大丈夫です。
治療が終わらないうちに通院できなくなり間があいてしまうと歯医者に行きにくくなるという話をよく聞きます。
患者さんが気にするほど歯科医の方では気にしていません。私たちも気持ちはよく分かるつもりです。
患者さんは歯科医院で治療している間は、歯や歯磨き、歯医者のことを考えていらっしゃることでしょう。
でも歯科医院から一歩外に出たとたんに歯医者のことなんて、きれいさっぱり忘れてしまうものです。
これは普通のことですので気にしないでください。
これは他にも同じことが言えます。
私も車に乗る時いつも思うことがあります。
「あっ、今日こそは洗車しなきゃ」って。
運転している間はあちこちの汚れが気になるんです。
でも降りると洗車のことなんて、きれいさっぱり忘れてしまう。
仕事のことや家族のこと、今日のご飯のこと、飼っているカメのエサやりのことなど他に考えることがいっぱいあります。
こうして車はあいかわらず汚れたままで…。
私は車の仕事をしているわけではありませんから車のことを考えるのはたぶん頭の中で1%くらいではないでしょうか。
患者さんの歯医者への意識もそのくらいかなと思っています。
もちろん意識してもらえるような努力を私たちもしています。
それでもちょっと用事があれば歯医者に行けなくなってしまうこともあります。
「治療の途中でずっとさぼったままでした。大丈夫でしょうか?」
と言って久し振りに来られる患者さんはめずらしくありません。
大丈夫ですしムシ歯の治療はひと月に一回とか少しずつでも続けていったほうが確実に良くなります。
ムシ歯は痛みが一時的におさまっても自然に治ることはありません。
そのまま放置すると少しずつ悪くなっていきます。
治療途中の仮の詰め物は仮にフタしているだけなので外れやすくばい菌が入りやすいです。
型を取ったまま何ヶ月も放置すると出来上がっている入れ歯や詰め物が入らなくなってしまいます。
歯を抜いたままにしておくと隣の歯が動いて咬み合わせなどにも影響が出てきます。
歯科医は患者さんが来院した時点での最善の治療法を判断します。
間があいてしまったことなど気にしないで時間ができたときになるべく早く診察を受けることをおすすめします。
いとう歯科医院は予約制ではありませんので診療時間内に来ていただければ大丈夫です。
来院した順番に診療しています。
【関連ブログ】→■ 入れ歯を作り直さずに症状を解決した90代の患者さんの話。
Q. 歯医者にずっと通っていないので歯がボロボロで恥ずかしいです。ひさしぶりに行っても大丈夫でしょうか?
A.大丈夫です。口の中のことに関して恥ずかしいという気持ちは全く無用です。
歯科医は毎日いろいろな患者さんの口の中ばかり見ています。
私は自分が経験を多く積んできた等と言うつもりはありませんがおそらく、あなたが想像もできないような口の中も見てきていると思います。
ムシ歯の数が多ければ、どのムシ歯から治療していこうか?
抜けた歯があれば、どうすれば最も良くできるか?
を口の中全体を見ながら客観的に判断していくだけです。
ムシ歯は放置しておけば悪化します。
歯が抜けてからでも保険で治療して良くできます。
歯が一本もなくても総入れ歯をして良くする努力をしています。
歯医者は怖いというイメージは今でも根強いです。
何回も通うことになるのでめんどくさい気持ちもあるのかもしれません。
痛みが出ないかぎりムシ歯を放置しておく人は意外と多いようです。
「何年もほったらかしで本当にムシ歯だらけでボロボロなんです」
と言って口を開けるのを躊躇される患者さんもいらっしゃいます。
口の中はふだん人に見せるものではないので気持ちはよく分かります。
実際に歯が一本もなくて今まで入れ歯を入れたことがありませんという方もいらっしゃいます。
そのような方でも入れ歯で調子良く食べられるようになります。
そのような場合はさすがに通う回数は多くなります。
少しでも良い口の状態にできるように一本でも多く自分の歯を残せるように恥ずかしがらずに一日でも早く診察を受けることをお勧めします。
1か月に一度の通院でも確実に口の中は良くなります。
いとう歯科医院は予約制ではありませんので診療時間内の好きな時間に来てください。
患者さんが来た順番で治療させていただいています。
【関連ブログ】→入れ歯の土台を作っておいたので、ひさしぶりに来院してその日のうちに入れ歯を入れることができました。
Q. 高齢の人の治療で、とくに気をつけている点はありますか?
A.歯を抜く、削るを最小限にしています。
60代以降の方は20代、30代の人と比べて強くないため、麻酔や手術、薬に対して思わぬ反応を起こす確率が高いです。
他の病院にかかっている、薬を飲んでいることがあれば教えていただけるとより安全に治療ができます。
いとう歯科医院では「歯を抜かないで入れ歯を入れる」「なるべく削らないで少量の薬を歯につめて虫歯の広がりを防ぐ」など安全に確実な治療をするために最大限の知恵を絞っています。
逆に若い人と比べて歯が硬いため虫歯が進むのもゆっくりです。
痛い、しみるなどの症状がなければあまり急いで歯を削る必要がないことが多いです。
もっとも虫歯にならないわけではありません。
昔は、若い人は虫歯になる、高齢の方は歯槽膿漏で歯が抜ける、と言われていました。
今では高齢の方でも虫歯が進むことが研究で明らかになっています。
虫歯が進んでいないか
歯のグラグラという揺れが大きくなっていないか
3ヶ月から半年に一度くらいのペースで慎重に様子を見ながら予防を心がけ虫歯や歯槽膿漏による揺れがあればカメのように着実な治療を心がけています。