保険治療についての取り組み | 保険で治す入れ歯専門の歯医者さん:西荻窪のいとう歯科医院

保険治療についての取り組み

 

 

一般的に歯医者で「保険治療を専門に行なっています」と言うところは、ほとんどありません。いかに保険治療でなく自費の高額な治療へ誘導するかに血道をあげています。そのような勉強会や講習会も数多く開催されているようです。実際に都内で駅前の一等地で助手さんを何人も雇って診療を行なうには、保険治療だけではお金が足りないのが現状かもしれません。いとう歯科医院で勤める前に私も何ヶ所かの歯科医院さんにお世話になっていたので、その経営の大変さもつぶさに見てきました。

 

高額な自費治療には高いお金とともに高いリスクが伴います。保険治療だと削らない、抜かないで色々な意味で負担が少なく良質な治療ができますが、自費治療でお金をいただくならそういうわけにはいきません。抜ける歯はどんどん抜いて、歯医者に都合のいいように歯を削れるだけ削って延々通っていただいて、新しい材料を使って、大きくて派手な見栄えの良い歯を作ります。そして

 

「これだけのことをやりました。だから手間賃をください」

 

これが自費治療と私は思っています。自費治療を行なうのに必要なほどたくさんの歯を抜く、たくさん削るにはリスクが伴います。新しい材料も実際には歯医者が使い慣れていないので思わぬことが起こります。

 

大きすぎる入れ歯やかぶせものを口の中に入れると、慣れなくて入れていられないこともあります。そのようなトラブルを抱えていらっしゃる方も多いです。特に初めていらっしゃる患者さんは、まず困っていることを解決する。必要最小限の治療を保険治療で行なって様子を見ることが必要です。

 

「お互いに納得できるコミュニケーションがとれるのか?」
「定期健診に来ることができるのか?」

 

思ったより治療が長持ちしないことがあれば、いったん後戻りして別の方法を考え直さなければなりません。しかし保険治療であるならば、後戻りすることも別の方法を考えることも簡単にできます。入れ歯が合わなければ、半年待てば惜しげなく作り直すこともできます。自費で100万円の高額な入れ歯を半年で作り直すわけにはいきません。また、インプラントをアゴの骨に埋めました。でもうまくいきませんでした…。そのような時でもインプラントを除去するのは容易ではありません。

 

保険治療はそのようなトラブル、リスクの少ない治療法が採用されています。保険治療で安全に安心して治療が受けられることを確認してからならば高額な自費の治療も行なって良いですが、それは何年も先の話だと思っています。

 

いとう歯科医院では保険治療を安心して患者さんにおすすめできるように様々な工夫もしています。ここではその工夫5つを紹介させていただきます。

 

いとう歯科医院の5つの工夫

  1. ほとんどの入れ歯とかぶせもの、詰めものを歯医者が自分で作っています
  2. 自宅で営んでいる、父と私の二人だけで営んでいるので、家賃、人件費などの固定経費が最小限です
  3. 初めていらっしゃる患者さんに高額でハイリスクな自費治療は行ないません
  4. 歯は抜いたり削ったりすると元に戻すことはできません。後戻りできない比較的大きな治療は慎重にやるべきと思っています
  5. 保険治療を専門でという姿勢は、昭和9年(1934年)に祖父高秋が開業して以来70年以上3代に渡って変わることはありません

 

1.ほとんどの入れ歯とかぶせもの、詰めものを歯医者が自分で作っています

いとう歯科医院は外注しないのでコストがかかりません。歯医者が作っているので患者さんに合った入れ歯を作れます。外注で技工所さんが作ってくれる入れ歯は手間をかけてきれいに作ってくれます。でも合う、合わないという点では歯医者が自分で作るに勝るものはありません。これは科学的な根拠ではなく感覚です。

 

  • 入れ歯のバネを作る際の微妙な金属の曲げ方
  • 入れ歯を構成するプラスチックの延ばし方
  • 歯の咬み合わせの作り方

 

など繊細な指先の「感覚」の違いが合う、合わないに表れると思っています。

 

2.自宅で営んでいる、父と私の二人だけで営んでいるので、家賃や人件費などの固定経費が最小限です

 

3.初めていらっしゃる患者さんに高額でハイリスクな自費治療は行ないません

 

歯は治療した後に定期的なメンテナンスや経過観察が必要です。咬み合わせの変化や歯ぐきの変化、体調の良しあし、生活習慣、歯磨きの状況などによって治した歯が再び傷んでくることがあるからです。そのようなメンテナンスが必要なのは、保険で治療しても自費で高額かけて治療しても全く同じです。一般に3か月から半年に一度の来院が望ましいです。難しい入れ歯の方は1~2か月に一度の来院が必要な場合もあります。

 

ところが初めていらした患者さんは、次にまた来院されるかどうか分かりません。これは合う合わないなど様々な事情があるので仕方ないことです。そのように確信が持てない中で高額な治療を行なってしまって1~2年足らずで治療した歯にトラブルを抱えてしまったらみんなが悲しい思いをすることになります。

 

しかし保険の治療ならば、トラブルがあっても簡単に対処できますが、自費の特殊な装置や状況にはだれも対処できません。インプラントの周りの歯グキが腫れて揺れだしたら元通りに戻すのは不可能です。そのような状態を「インプラント周囲粘膜炎」といいますが、非常に高い確率で起こるという研究結果がありました。そのようなことが最近ようやく分かりつつあるところです。

 

とはいえ、私も自費の高額な治療自体を否定しているわけではありません。でも初めての患者さんにいきなり金の話をするのは抵抗を感じます。何回かに渡って保険で治療を行なって患者さんとの信頼関係が得られ、高価でもそれを上回る満足をしていただけると確信してからの高額な自費治療は行なうことだと思っています。ですから初めていらした患者さんにはまず保険治療を行なっているのです。

 

4.歯は抜いたり削ったりすると元に戻すことはできません。後戻りできない比較的大きな治療は慎重にやるべきと思っています

 

5.保険治療を専門でという姿勢は、昭和9年(1934年)に祖父高秋が開業して以来70年以上3代に渡って変わることはありません

カメのように慎重なこの姿勢が、患者さんと長いあいだ良い関係を続けていただける結果となっていると思っています。患者さんも3代に渡って来てくださっている方が多いです。祖父母さんの紹介でお孫さんがいらっしゃる、その逆もよくあります。

 

いとう歯科医院は、これからも保険治療専門でブレないで行なっていきます。

 

 

 

 

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