こんな治療はNG!

治療が難しい、あるいは出来ない症例もあります

いとう歯科医院では入れ歯治療を数多く手がけています。他の歯科医院で治らない、治せなと言われたのを良く治療できた症例もたくさんあります。
しかし、患者さんの満足いく形で治療出来なかったケースや、あるいは他の歯科医院で明らかに苦労されて当院でも同じように苦労した経験もあります。

保険治療によって、ほとんどの悩みを解決することが可能ですが、当然ながら「治療が難しい」あるいは「出来ない」「保険治療ではこれが限界」という症例もあります。
何かすることで、かえって状況を悪化させてしまうことも考えられます。
また当院で治せなくて、他の歯科医院で治せることもあると思います。

以下のようなケースでは軽々しく歯や入れ歯を削ったり新しく作り替えたりせず、慎重に判断するよう心がけています。
下記のケースより、いとう歯科医院が自分に合っているかどうか、総合的に判断する材料にしていただければ幸いです。

いとう歯科医院では治療が難しい・できなかったケース

    • 何十件も歯科医院を回っているが治らない方
    • 金属床、テレスコープ、シリコンなど特殊な入れ歯。とくにマグネット入れ歯
    • インプラントが入っている方
    • コミュニケーションが困難な方
    • 審美的要求が著しく高い方
    • あまりに遠方の方
    • 歯の治療は数回~6、7回通ったり時間をかけて経過観察する必要が出てくる場合があるのに、「早く治したい」「1回で治したい」「短時間で治したい」など回数、日数を限られる方
    • 他の歯科医院で作製された何本にもわたるかぶせもの、ブリッジの不調
    • 他の歯科医院に通院中の方(緊急の場合を除く)
    • 歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手経験者など同業者
    • 現在問題なく使っている入れ歯があるところに、予備の入れ歯を新しく作ること
    • 歯科治療が原因、引き金と思われる不定愁訴がある方
      たとえば、めまい、頭痛、頭が重い、腰痛、鬱、不眠などの全身症状、顎関節の症状、通常の歯科治療をしても治らない歯痛など
    • 他の歯科医院と歯科治療に関して、弁護士等を介して裁判とか係争中の方
    • 小児の患者さん
    • 補う歯が1~2本の極端に小さい入れ歯
    • 入れ歯に不備がないのに、入れ歯に違和感があって使えないと訴えられる症例
    • これまで入れ歯を使ったことのない方に、新しく入れ歯を作製する場合は合わせるのが難しいです。
    • 参考1:患者さんは来院せず、代理の方が壊れた入れ歯だけを持って来て修理をする場合は自費治療(税込み1万円)になります。
    • 歯科医院ではない医科では患者さんが直接来院しないオンライン診療や電話診療がありますが、電話では入れ歯修理できないので当院では行なっていません。
      また保険治療のルールで「患者さんが医院に直接来院すること」というものがあります。

      ですから患者さんが来院しないで、代理の方が壊れた入れ歯だけを持って来て修理をする場合は保険治療はできません。
      自費治療(税込み1万円)になります。
      もっとも多くの場合、壊れるような入れ歯は調整や歯科専用の入れ歯安定材ティッシュコンディショナーを貼る治療などが必要になります。
      後日に修理された入れ歯を持って直接来院していただければ、それからは保険治療でできます。

    • 参考2:「なにもしない」も立派な治療です。
    • たくさん歯を抜かれて、たくさん歯を削られて、たくさんインプラントを入れられて、たくさんのお金を自費治療で支払わされる。
      本当に、こんなことをやる必要があるの?
      そんな不安を抱えて来院される方がいらっしゃいます。
      そのような方は口の中を見る前にわかってしまうのですが、多くの場合は「抜く」も「削る」も「インプラント」も「高額なお金」も不要です。

      必要で歯を抜くことは当院でもあります。
      でもそれはグラグラ揺れていて口を閉じるだけで痛いとか、周りの歯グキがパンパンに腫れて食事もできないとか「これは抜くしかないだろうな」と患者さんも充分にその自覚がある時だけです。
      「抜く必要なんか、ないんじゃないか」と患者さんが思っているのに歯科医が勧めて歯を抜く、というシチュエーションは私にはほとんど思いつきません。
      奥歯の親知らずくらいです。

      歯を削るのも必要最小限だけです。
      歯科の世界でもほんの一時期ですが、必要最小限だけ削ってプラスチックを詰めるミニマルインターベーション(M.I)が話題になった時代がありました。
      しかし最近はまた、片っぱしから削ってセラミックのブリッジをかぶせると言われて「本当に必要なのか?」と疑問を持って当院へいらっしゃる、ミニマルインターベーションまったく無視なケースが散見されます。
      ましてやインプラントじゃなきゃ治らない症例など「存在しません」。

      虫歯もなく歯が揺れる歯周病もない健全な歯をなぜ歯科医は抜こうとするのでしょうか。
      あくまでも私個人の体験談ですが心当たりがあります。それは20代のころに都心のデンタルクリニックに勤めていた時代の話です。
      そこは「診療が終わってから毎週スタッフみんなで勉強会をやっています」という熱心さを売りにしていました。
      先輩方から指導を受けられて腕前を上げるいい機会です。
      私も張りきって勉強会に参加しました。歯を削るのは極力少なく、入れ歯などを活用して保険治療で患者さんの負担も少なく、がんばったつもりです。

      しかしクリニックグループの理事長は苦虫を噛みつぶしたような表情で「チッ」と舌打ち。評価は一言で終わりでした。
      「なんで自費やらねーんだよ」
      つまり勉強会というのは、自費治療をやらず保険治療でやる私のような者を吊るしあげる会だったのです。
      もちろんすべての歯科医院の勉強会が吊るしあげ大会だとは思いませんが、業界のウラ話のひとつです。

      一億円を超える借金を抱えていた理事長は、保険治療なんかやらないで自費治療をやれ、削る抜く必要のない歯も自費治療をやれ。
      そうしないと首が回らない状態でした。
      もちろんすべての都心の歯科医院が借金一億円超だとは思いませんが、駅前のデンタルクリニックの経営が大変そうなのはよく理解できます。

      そのような背景があって、本当に抜く必要も削る必要もない歯を、抜こうとしたり削ろうとしたりする歯科医がいるのは事実です。
      私はそのような知識が頭に入っているので歯を抜く必要も削る必要もない患者さんは、口の中を見なくてもわかるわけです。

      これは別に自分だけに備わった特殊能力ではありません。
      デンタルクリニックで自費治療を勧める歯科医だって「いいことじゃないな」と薄々わかってはいます。
      ただ吊るしあげられないように良心を麻痺させて行動しているだけです。

      ですからそのような場合に当院での治療方針は明確です。
      「抜きも削りもしない」
      「様子をみる」
      「なにもしない」
      いずれも同じ意味です。

      なぜなにもしないのか? その答えも明確です「なにもする必要がないから」。
      同じ歯科医なのに言うことがあまりに違うので、逆に患者さんから不信感を持たれてしまったかなと思うことがありました。
      そこでここに「なにもしない治療」のいきさつ、効用を書かせていただきました。

      自費治療400万円の見積りを出されていた方の口の中を見て、ほとんど何もする必要がなかったので金額は初診料のみ約300円だったこともあります。
      自分は患者さんのためと思って行なっていることですので、決して手を抜いているとか何もせず追い返すとかいう意味合いではありません。
      あらかじめその落差にびっくりされないように「なにもしない」そういう治療もあるとご理解いただければ幸いです。

    詳細は「治療が難しかった、出来なかった症例の実例」を参照ください。

    治療困難な症例の実例その1

    治療困難な症例の実例その2

    →具体的には、こんな悩みにお答えします。入れ歯の悩み、治療の大まかな金額について