
歯磨きのタイミングは、虫歯や歯周病を予防するうえで注意すべきポイント。基本は1日2~3回、特に「朝食後」と「就寝前」は欠かせません。
朝は、睡眠中に増えた口内細菌を除去する目的があり、口臭予防にもつながります。就寝前は最も重要なタイミングで、寝ている間は唾液の分泌量が減り、細菌が繁殖しやすくなるため、丁寧な歯磨きが必要です。
一方、食後すぐの歯磨きには注意が必要な場合もあります。特に酸性の飲食物(柑橘類、炭酸飲料、ワインなど)を摂った直後は、歯の表面が一時的に弱くなっているため、30分ほど時間を空けてから磨くのが望ましいとされています。その間は水やお茶で口をゆすぐだけでも効果があります。
また、間食が多い方や歯周病リスクが高い方は、昼食後の歯磨きも有効です。歯磨きが難しい場面では、デンタルフロスや歯間ブラシ、うがいを活用すると良いでしょう。
毎日の習慣として無理なく続けることが、健康な歯を保つポイントですが、過敏になりすぎるのも考えもの。適度なタイミングでやれる時にやりましょう。

