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◎50代女性 部分入れ歯を固定する金属のバネが破損したため即日修理して再び使用できるようにした症例

治療前

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治療後

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ご相談内容 「部分入れ歯の金属バネが折れて、入れ歯がすぐに外れるようになって使えなくなった」とご相談いただきました。4年前にも同様の破損がありましたが、修理後は今まで問題なくお使いいただいていました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、左右前歯を補うために部分入れ歯が装着されていましたが、右上奥歯にひっかけていた入れ歯を固定するためのクラスプと呼ばれる金属のバネの内側が4mmほど折れていました。
クラスプが破損しているため、入れ歯を安定して装着することが難しい状態です。

このまま放置すると、入れ歯が安定せず食事や発音がしにくくなるなどの機能的な問題が生じるおそれがあるため、入れ歯を修理して装着時の安定性を向上させる必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容 右上奥歯のクラスプは内側が破損しているものの、外側には問題がないため、破損した部分のみを新しく作製し、今の入れ歯を修理する方法を提案しました。
使い慣れた入れ歯を修理することで、新しい入れ歯を作るよりも違和感を覚えにくく、この方法であれば即日で修理ができることもお伝えしています。
患者さんは「4年前も同じ方法で修理し、長い間快適に使用できていた」との理由から、治療に同意いただきました。

通常、クラスプの作製には1週間ほどかかることが多いのですが、当院では患者さんに1時間ほどお待ちいただいている間に入れ歯の修理を行うことが可能です。

まず、既存の入れ歯を装着した状態で型取りを行って模型を作り、模型の歯の形に合わせてワイヤーを曲げながら新しいクラスプを作製します。
次に、模型に入れ歯を装着してクラスプの形状や位置を確認したあと、粉と液を混ぜると固まる歯科用プラスチックで入れ歯にクラスプを固定しました。

最後に、修理した入れ歯を患者さんに装着していただき、使用感に問題がないことを確認して、治療を終了しています。
治療回数の目安 1回
治療費総額の目安 約4,000円
(保険治療3割負担)
この治療のリスクについて ・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

治療前

治療前画像 治療前画像

治療中

治療中画像 治療中画像

治療後

治療後画像 治療後画像 治療後画像 治療後画像 治療後画像