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いとう歯科医院が大事にする『インフォームドコンセント』とは

「インフォームドコンセント」とは、医療行為を行う前に医師が患者に対して病状や治療内容、目的、期待される効果、考えられるリスクや副作用、代替となる治療法、治療を行わない場合の経過などを十分に説明し、患者がそれを理解・納得したうえで同意することを指します。

単なる「説明と同意」ではなく、患者が主体的に治療方針を選択するための重要なプロセス、それがインフォームドコンセントです。

医療は専門性が高く、患者にとって分かりにくい情報も多いため、医師には専門用語を避け、患者の理解度や価値観、生活背景に配慮した説明が求められます。それに対し、患者は疑問や不安を自由に質問し、同意しない選択をする権利も持っています。

インフォームドコンセントが適切に行われることで、医師と患者の信頼関係が深まり、治療への納得感や満足度が高まるとともに、医療トラブルの防止にもつながります。

近年では、本来重視されるべきインフォームドコンセントが十分かつ的確に行われていないと感じられる医療機関も一部に見受けられます。説明が形式的に終わってしまったり、専門用語が多く患者が内容を理解しきれないまま治療が進められたりするケースも少なくありません。

治療内容を正しく理解し、納得したうえで選択することは、患者自身の大切な権利ですから、少しでも疑問や不安があれば、そのままにせず確認し、必要であれば説明を求める姿勢が重要です。

医療を受ける側も主体的に関わる意識を持ち、信頼できる医療機関かどうかを見極めることが、後悔のない治療につながります。

その点、当院ではしっかりとインフォームドコンセントを遵守した診療を行っていますので、安心して通院いただけると自負しています。


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【歯槽膿漏(歯周病)の予防について】

 

歯槽膿漏(歯周病)は、歯ぐきや歯を支える骨が細菌によって破壊されていく病気で、日本人が歯を失う最も大きな原因の一つとされています。初期段階では自覚症状がほとんどないため、症状が出たときには進行しているケースも少なくありません。そのため、日頃からの予防が非常に重要です。

予防の基本は、毎日の丁寧な歯磨きです。特に意識したいのが、歯と歯ぐきの境目にたまりやすい歯垢(プラーク)の除去です。歯ブラシの毛先を歯ぐきに軽く当て、小刻みに動かすことで汚れを効率よく落とすことができます。また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを完全に除去することは難しいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することが望ましいでしょう。

生活習慣の改善も歯槽膿漏予防には欠かせません。喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、炎症に気づきにくくなるため、歯周病を進行させる大きな要因となります。栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠も、歯ぐきの抵抗力を保つために重要です。

さらに、歯科医院での定期検診とクリーニングを受けることも大切です。歯石はセルフケアでは除去できないため、専門的な処置が必要になります。

3〜6か月に一度の受診を習慣化することで、歯槽膿漏を未然に防ぎ、健康な歯を長く保つことにつながりますので、信頼できる歯科医のサポートを仰ぎましょう。


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歯磨き粉の味に意味はある?

普段利用している歯磨き粉の味にこだわりがある方は多いのではないでしょうか?そんな歯磨き粉の味に意味があるのか、今回はそこについて触れていきたいと思います。

歯磨き粉の「味」には、単なる好み以上の意味があります。結論から言えば、味は使い続けてもらうための重要な設計要素であり、口腔ケアの質にも間接的に影響します。

まず最も大きな役割は、継続性の確保です。歯磨きは毎日行う習慣であるため、不快な味や刺激が強すぎると、無意識のうちに磨く時間が短くなったり、使用自体を避けたりしがちです。ミント系の爽快感やフルーツ系のやさしい甘みは、「磨いた後の気持ちよさ」を演出し、歯磨きを前向きな行動として定着させる効果があります。

次に、清潔感・効果実感の演出という側面があります。ミントの清涼感は、実際の殺菌力とは別に「口の中がきれいになった」という感覚を与えます。これは心理的効果ではありますが、使用者の満足度を高め、結果として丁寧なブラッシングにつながることが多いとされています。

一方で、味が強すぎることのデメリットもあります。刺激が強い歯磨き粉は、口腔内の異変(出血、痛み、知覚過敏など)に気づきにくくなる場合があります。また、子ども用歯磨き粉では甘味が強すぎると「食べ物感覚」になり、飲み込んでしまうリスクも考慮が必要です。

このように、歯磨き粉の味は治療効果そのものを左右するわけではありませんが、正しい歯磨きを無理なく、長く続けるための重要な補助要素です。年齢や口腔状態、好みに応じて、自分に合った味を選ぶことが、結果的にお口の健康維持につながると言えるでしょう。


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歯の矯正時期のベストタイミングは?

歯の矯正において、「絶対にこの時期がベスト」という明確な正解はありませんが、年齢や成長段階によって適したタイミングが異なるのは事実です。

一般的に、子どもの矯正は顎の成長を利用できる点が大きなメリットとされます。乳歯と永久歯が混在する時期に始めることで、歯並びだけでなく顎のバランスや噛み合わせの改善を図りやすく、将来的な抜歯リスクを抑えられる可能性もあります。

一方で、永久歯が生えそろってから行う成人矯正にもメリットがあります。たとえば、歯の位置が安定しているため治療計画を立てやすく、審美性や機能性を最終形に近い状態で整えられる点が特徴です。近年は目立ちにくい矯正装置やマウスピース型矯正の普及により、仕事や日常生活への影響を抑えながら治療を進めることも可能になっています。

重要なのは「年齢」そのものよりも、「今の歯並びや噛み合わせが将来どのような影響を与えるか」を見極めることです。違和感や不安がある場合は、早めに歯科医院で相談し、適切な開始時期を専門的な視点から判断してもらうことが、後悔のない矯正治療につながります。


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電動歯ブラシでの歯磨きの注意点

西荻窪にあるいとう歯科医院の伊藤高史です。

今日は歯科医院で行う歯のホワイトニングについてです。

電動歯ブラシは、正しく使えば手磨きよりも効率的に歯垢を除去できる便利な器具ですが、使い方を誤ると十分な効果が得られないだけでなく、歯や歯ぐきを傷める原因にもなります。まず注意したいのは「力の入れすぎ」です。電動歯ブラシはブラシ自体が高速で動くため、手磨きの感覚で強く押し当てる必要はありません。過度な力を加えると、歯ぐきが下がったり、歯の表面が摩耗したりするリスクが高まります。歯に軽く当て、ブラシの動きに任せる意識が重要です。

次に、磨き方の問題があります。電動歯ブラシは横にゴシゴシ動かすものではなく、1本1本の歯、あるいは数本ずつに当てて数秒止めるように使うのが基本です。動かしすぎると、磨き残しが生じやすくなります。特に歯と歯ぐきの境目、奥歯の内側、歯並びが重なっている部分は意識して丁寧に当てる必要があります。

また、使用時間にも注意が必要です。短すぎれば汚れは落ちませんが、長時間磨けばよいというものでもありません。多くの電動歯ブラシには適切なブラッシング時間を知らせるタイマー機能が付いているため、それを目安に口全体を均等に磨くことが大切です。

さらに、ブラシ部分の管理も重要なポイントです。毛先が開いたブラシは清掃効率が大きく低下します。目安としては1〜2か月に1回、もしくは毛先の広がりが見えた時点で交換しましょう。使用後は水気をよく切り、清潔な状態で保管することも忘れてはいけません。

電動歯ブラシは万能ではなく、歯間や細かな部分の汚れまでは完全に除去できない場合があります。デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、定期的に歯科医院でのチェックを受けることで、電動歯ブラシの効果を最大限に引き出すことができます。