入れ歯の機能に問題がなければ必要最低限のことだけして余計なことはしない。「治療」と称して、かえって入れ歯の機能を壊してしまわないように当院では気をつけています。
今回は欠けて尖った部分を削って10分ほど研磨するとツヤが出てきました。「あっ、これは滑らかです」
Tさんは「そろそろ作り替えた方がいいの?」と尋ねられましたが、いやいや、まだまだずっと使えます。
今回行なったTさんの入れ歯を研磨する治療は保険適用で約1,000円でした(治療費は症状により個人差があります)。
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5年ぶりに来院されたTさん(90歳・女性)がそっと差し出した手のひらには1センチほどのかけらが乗っていました。私の祖父が作った入れ歯の一部です。今でもメンテナンスをしながら使い続けています。
欠けた入れ歯の尖った部分に舌が触って気になっていました。ささいなことと思われるかも知れませんがあまり良いことではありません。
気にしているうちに舌を傷つけてしまったり。変な口の動かし方をして、復元した入れ歯が合わなくなったりするからです。
今回は口を開けても入れ歯は外れません。欠けた部分は気になりますが、肉も野菜もご飯も食事は今まで通りにできるようです。「最近は杖をつくようになったけど散歩が楽しみでね」と会話もしっかりしています。
いれば 専門
歯科専用の安定剤(ティッシュコンディショナー)を貼ることで歯グキと入れ歯を密着させることができます。
Mさんの入れ歯に、厚さは1ミリもないくらいのティッシュコンディショナーを薄く貼りつけて口の中に装着。
「あ、これは吸い付く感じがします」
使ったのはほんのわずかな量ですが変化がハッキリ分かります。
このティッシュコンディショナーは父の代から使い慣れている材料です。「なんとなく入れ歯がゆるいかも」と感じたら、不自由さを我慢せずに来院されることをお勧めします。
今回行なったMさんのティッシュコンディショナーを貼る治療は保険適用で約1,500円でした(治療費は症状により個人差があります)。
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入れ歯の噛み合わせが高い。しかしこの治療法が間違っているとは言えません。患者さん自身の歯が小さい、または低い場合に当院でも行なうことがあります。
ただ上手くいく人と、今回のように上手くいかない人がいます。Nさんの場合、ご自身の歯の噛み合わせを考慮したほうがうまくいきます。そこで入れ歯の高さを大胆に1センチほど削りました。
自分の歯と入れ歯がバランスよく力を分散して、うまく噛めるようになりました。「あ、これなら違和感なく噛めます」とNさんが笑顔に。後日お聞きすると食事が楽しめるようになったと喜んでくださいました。
今回行なったNさんの入れ歯の咬み合わせを調整する治療は保険適用で約4,000円でした(治療費は症状により個人差があります)。
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