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コーヒーをよく飲む人が歯磨きで気を付けること

西荻窪にあるいとう歯科医院の伊藤高史です。本日のテーマは「コーヒーをよく飲む人が歯磨きで気を付けること」です。

コーヒーをよく飲む人は、歯の着色(ステイン)や口臭を防ぐために、歯磨きの仕方を少し工夫することが大切です。

まず最初に意識したいのは、コーヒーを飲んだ直後にすぐ強く磨かないこと。コーヒーは弱い酸性のため、直後は歯の表面がやや柔らかくなっています。この状態でゴシゴシ磨くと、エナメル質を傷つける原因になりますので飲後は水や白湯で軽く口をゆすぎ、30分ほど経ってから歯磨きをするのが理想的です。

また、歯磨きの際は着色汚れに効果のある歯磨き粉を使い、力を入れすぎず小刻みにブラッシングしましょう。特に前歯の表面や歯と歯の間はステインが残りやすいため、丁寧なケアが必要です。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、汚れの取り残しを防げます。

さらに、就寝前の歯磨きは特に重要です。コーヒーの色素が長時間付着するのを防ぐためにも、夜は時間をかけてしっかり磨く習慣をつけると、白さと健康な口内環境を保ちやすくなります。


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こんな歯科医は嫌だベスト3

西荻窪にあるいとう歯科医院の伊藤高史です。本日のテーマは「こんな歯科医は嫌だベスト3!」です。

患者目線で考えたときに、「こんな歯科医は正直いやだ」と感じてしまうタイプには、いくつか共通点があります。ここではベスト3という形で挙げてみます。

まず第1位は、「説明をほとんどせずに治療を進める歯科医」です。専門用語ばかりで早口、質問しにくい雰囲気だと不安や不信感が残ります。口の中という見えにくい場所を扱うからこそ、丁寧な説明と合意形成は欠かせません。

第2位は、「衛生面や生活習慣への意識が低そうな歯科医」です。特に「タバコを吸っている歯科医」を嫌だと感じる人は少なくありません。治療の際に顔が近くに寄ると「たばこ臭い」のはすぐわかります。

喫煙は歯周病や口臭、全身疾患とも関係が深く、禁煙指導を受ける立場としては説得力に欠けてしまいます。

そして第3位は、「態度が横柄で患者を見下す歯科医」です。治療技術が高くても、威圧的な対応や雑な受け答えでは安心して通えません。歯科治療は継続が重要だからこそ、信頼関係を築ける人柄が求められます。

結局のところ、歯科医に求められるのは技術だけでなく、説明力、清潔感、そして患者に寄り添う姿勢が大事です。

あなたが通っている歯科医院の医師はいかがですか?


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歯石取りを受ける際の注意点

歯石取り(スケーリング)を受ける際には、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。

まず最初に、施術前、持病や服用中の薬がある場合は必ず歯科医師に伝えましょう。特に抗凝固薬を服用している場合は、出血が長引く可能性があります。また、体調が優れないときや発熱時は、無理をせず日程変更を相談するのが望ましいです。

施術中は、歯ぐきの状態によって痛みや出血を伴うことがありますが、強い痛みを感じた場合は我慢せずに伝えることが重要です。施術後は歯ぐきが一時的に敏感になり、冷たいものがしみたり、軽い出血が起こることがあります。そのため当日は刺激の強い飲食物や飲酒、喫煙は控え、口腔内を安静に保ちましょう。

歯磨きは優しく行い、歯科医師から指示があればそれに従うことが重要です。歯石取りは一度で終わりではなく、定期的なケアを続けることで歯周病予防や口臭対策につながります。

年末に歯石取りが出来なかった方も、年始には必ずかかりつけの歯医者さんでぜひやってみてください。定期的なケアが入れ歯にならない歯を作ります。入れ歯になりそうだ、という時にはお気軽にご相談ください。


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歯医者の保険治療と自費治療

歯医者で受けられる治療は、大きく「保険治療」と「自費治療」に分かれます。

まず、保険治療ですが、健康保険が適用され自己負担は原則3割と費用を抑えられる点が特徴です。虫歯治療や歯周病治療、抜歯など、噛む機能を回復させることを目的とした基本的な治療が中心で、使用できる材料や治療方法は国のルールで細かく定められています。そのため、一定の品質は保たれる一方、見た目や耐久性、治療の選択肢には制限があります。

その一方で、自費治療は保険が適用されず費用は全額自己負担となりますが材料や治療法の制約がありません。セラミック治療やインプラント、審美歯科、精密な被せ物など、見た目の美しさや耐久性、快適さを重視した治療が可能です。また、治療時間や工程を十分に確保できる点も特徴です。費用は高額になりやすいものの、長期的な満足度や再治療リスクの低減を重視する方に選ばれています。

当然どちらが良いかは、症状や価値観、予算によって異なります。治療前にそれぞれの特徴を理解し、歯科医師と相談した上で選択することが重要です。

ただ、当院は一般的な保険治療を行う歯科医院ですので、治療が困難な症例もあります。

たとえば、

・何十件も歯科医院を回っているが治らない方

・インプラントが入っている方

・コミュニケーションが困難な方

・審美的要求が著しく高い方

・あまりに遠方の方

・歯の治療は数回~6、7回通ったり時間をかけて経過観察する必要が出てくる場合があるのに、「早く治したい」「1回で治したい」「短時間で治したい」など回数、日数を限られる方

・他の歯科医院で作製された何本にもわたるかぶせもの、ブリッジの不調

・他の歯科医院に通院中の方(緊急の場合を除く)

・歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手経験者など同業者

・歯科治療が原因、引き金と思われる不定愁訴がある方

・小児の患者さん

などがあります。上記に当てはまらない方であればお気軽にご相談ください。何かお役に立てる治療方法がお伝えできるかもしれません。


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マウスウォッシュの使用頻度について

日常的にマウスウォッシュを使用している方は多いと思いますが、その使用頻度は、目的と口腔内の状態によって適切に調整することが重要です。

一般的には、1日1〜2回を目安に、歯磨き後の補助ケアとして取り入れるのが基本とされています。あまりやりすぎてもよくないということです。マウスウォッシュは、歯ブラシやフロスでは届きにくい部分の汚れや細菌を洗い流し、口臭予防や爽快感の持続に役立ちますが、歯磨きの代わりになるものではありません。

殺菌成分を含むタイプを過剰に使用すると、必要な常在菌まで減らしてしまい、口腔内環境のバランスを崩す可能性がありますので、口臭予防やリフレッシュ目的であれば1日1回程度、就寝前に使用するだけでも十分効果が期待できます。

一方、歯周病予防や炎症対策を目的とした薬用タイプの場合は、製品の使用方法や歯科医師の指示に従うことが望ましいです。

また、アルコール配合のマウスウォッシュは刺激が強く、口腔内の乾燥を招くことがあるため、乾燥しやすい方や敏感な方はノンアルコールタイプを選ぶのも重要です。

自分の目的と体質に合った製品を、適切な頻度で継続的に使うことが、健やかな口腔ケアにつながります。年末年始に今使っているマウスウォッシュを見直してみるのはいかがですか?