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60代男性 割れた入れ歯に金属線を追加して修理した症例写真

治療前

治療前画像

治療後

治療後画像
ご相談内容 「入れ歯が折れてしまったので診てほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、上顎は複数の歯が欠損していることから、左右が連結した部分入れ歯を使用されていました。しかし、上顎に接するつなぎ目部分の金具が破損して割れてしまっています。(BEFORE画像)

割れ口を合わせるとぴったりとはまりますが(治療前画像1枚目)、瞬間接着剤による固定だけでは、再び壊れてしまう可能性が高いため、部分入れ歯をしっかりと補強する修理が必要であると診断しました。
行ったご提案・治療内容 当院では、歯の模型の作製や修理をすべて院内で行っています。そのため、1時間程度で入れ歯の修理が可能なことをお伝えし、同意いただきました。

まず、割れた金具部分がぴったりと合うように固定し、お口の中に入れた状態で型どりを行いました。
次に、型どりをした歯形から模型を作製し、模型上で修理を進めています。(治療中画像1~3枚目)

再びつなぎ目の金属が割れないよう、入れ歯の上部に金属線を2本追加して補強し(治療中画像4〜5枚目)、さらに歯ぐきの色に近いピンク色の歯科用プラスチックを盛り足してしっかりと固めました。

修理した部分入れ歯を実際に装着いただき噛み合わせやフィット感を確認しました。そのうえで患者さんと相談しながら微調整を行い、治療を終了しています。
治療回数の目安 1回
治療費総額の目安 約3,000円
(3割負担)
この治療のリスクについて ・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

治療前

治療前画像

治療中

治療中画像 治療中画像 治療中画像 治療中画像 治療中画像 治療中画像

治療後

治療後画像 治療後画像 治療後画像

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70代男性 違和感のある入れ歯を保険治療で作り直してしっかり噛めるようにした症例

治療前

治療前画像

治療後

治療後画像
ご相談内容 「違和感があって食事のとき以外は入れ歯を外してしまう。自分で入れ歯をヤスリを使って削り小さくしたが違和感はなくならなかった」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、左上の奥歯(第2大臼歯)はまだご自身の歯が残っていましたが、入れ歯の奥側の歯並びが左右ともに大きく外側にはみ出ていました。(BEFORE画像参照)

入れ歯を装着したあとに何らかの理由で歯を失った場合、入れ歯に人工歯を付け足す「増歯修理」で失った歯の機能を補いますが、増歯修理を繰り返すと入れ歯がお口に合わなくなる可能性があります。
患者さんの場合、増歯修理によって入れ歯の歯並びが外側に広がり、その結果、上下の歯がうまく噛み合わず、噛む力が顎に伝わりにくくなったことが違和感の原因と考えられます。

入れ歯を作り直しても必ずしも改善が見込めるわけではないため、これまでは修理や調整で可能な限り対応してきました。
しかし今回は入れ歯があまりにも外側に広がっているため、これ以上の修理は難しく、しっかり噛めるようにするには新しく作製する必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容 保険診療内で新しい入れ歯を作製して、正しい歯並びや噛み合わせにすることを提案したところ、患者さんは「良くなる可能性があるなら」と治療に同意していただきました。

まずは型取りを行い、模型を作製しました。
次に、完成した模型に歯科用の材料「ワックス」を用いて患者さんの歯並びを再現し、それをもとに歯科技工所で入れ歯を作製します。
ワックス上で歯を並べる際には、歯ぐきとの位置関係も考慮し、両側の奥歯を現在の入れ歯よりも内側に配置するように意識しました。(AFTER画像参照)

後日、完成した入れ歯を患者さんにお渡しし、違和感がないことを確認したうえで治療を終了しました。
治療回数の目安 7回
治療費総額の目安 約8,000円
(保険治療2割負担)
この治療のリスクについて ・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

治療前

治療前画像 治療前画像 治療前画像

治療中

治療後

治療後画像 治療後画像 治療後画像 治療後画像

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70代男性 折れた歯をプラスチックの人工歯で補い新しい金具をつけて部分入れ歯を修理した症例

治療前

治療前画像

治療後

治療後画像
ご相談内容 「歯が折れてしまい、入れ歯が入れられなくなった」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、ご自身の右下の歯が2本折れてしまい、歯の根だけが残っていました。折れた歯は部分入れ歯の金具がかかる歯であったことから、部分入れ歯が使用できない状態です。

患者様は下顎の歯の欠損部分が多く、部分入れ歯がないと思うように食べ物を噛むことができないため、このままの状態が続くと胃腸に負担がかかり、全身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。

以上のことから、入れ歯を装着してしっかり噛めるようにするために、歯が折れた部分を補う治療が必要と診断しました。
行ったご提案・治療内容 折れた2本の歯はプラスチックの人工歯で補い、その上で残っているご自身の右下の犬歯に金具をかけることができるよう、使用していた部分入れ歯を修理する治療プランを提案しました。

入れ歯修理用の模型を作るのに30分程かかりますが、1回の治療で終わることを説明すると、患者さんは「そんなに早く治るなら」とお任せ下さいました。

まず、折れた2本の歯をプラスチックの人工歯で補い、残っている右下の犬歯にかける金具「クラスプ」を作製します。クラスプは歯科医師が診療の合間に模型上で歯の形に合わせてワイヤーを屈曲して作りました。(治療中画像1、2枚目)。

作製後、患者さんのお口にぴったり合うよう再度微調整を行い、治療を終了しました。
治療回数の目安 1回
治療費総額の目安 保険治療2割負担で約2,000円
この治療のリスクについて ・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

治療前

治療前画像 治療前画像

治療中

治療中画像 治療中画像

治療後

治療後画像 治療後画像 治療後画像

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90代女性 噛み合わせが不安定な総入れ歯を修理してしっかりと噛めるようにした症例

治療前

治療前画像

治療後

治療後画像
ご相談内容 「入れ歯が入っているが噛むとガタガタして使えず、口の中に入れておくことも難しくて困っている」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、上顎には全ての歯がない場合に使用する総入れ歯が入っており、右上部分の人工歯には噛む力によって噛み合わせの面がすり減る「咬耗(こうもう)」見られました。
咬耗の度合いが著しいことから、下の歯と噛み合うはずの面に隙間が生じており、噛むたびに総入れ歯の右側がカクンと外れてしっかりと噛むことができない状態です。

よって、噛み合わせを整えるためには、総入れ歯を左右均等になるよう修理する必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容 治療中2枚目の写真のように、熱して柔らかくしたワックスを総入れ歯右側のすり減っている部分に盛ります。この状態で総入れ歯を装着して噛んでいただくと、噛み合わせが安定することがわかりました。
そのため、総入れ歯右側の摩耗した部分に高さを加えて、噛み合わせが正しくなるように調整する修理方法を提案し、同意いただきました。

まず、ワックスを盛り安定した噛み合わせの状態を保ったまま模型を作り、その後ワックスを外して、治療中3枚目の写真のようにプラスチックに置き換えて総入れ歯を修理します。

その結果、治療後の4枚目の写真のように、両側の奥歯でしっかりと噛めるようになりました。
治療回数の目安 2回
治療費総額の目安 保険治療1割負担で約1,500円
この治療のリスクについて ・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

治療前

治療前画像 治療前画像

治療中

治療中画像 治療中画像

熱して柔らかくしたワックスを総入れ歯のすり減っている部分に盛ります

治療中画像

ワックスをプラスチックに置き換えた状態です

治療後

治療後画像 治療後画像 治療後画像 治療後画像

総入れ歯を修理し、しっかりと噛めるようになりました


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80代女性 グラグラの前歯を抜き保険適応の修理で部分入れ歯を作り替えた症例

治療前

治療前画像

治療後

治療後画像
ご相談内容 「前歯がグラグラしていて痛みがあり、食事ができない」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、上の前歯が1本大きく揺れており、痛みがあって食事ができない状態です。隣の前歯はもともと揺れが強かったため、来院時にはすでに抜けてしまっていました。
左上奥歯には過去に当院で作製した小さな部分入れ歯が入っています。

揺れている前歯は治療して温存することが難しいため、抜歯後に歯を補う治療が必要だと診断しました。
行ったご提案・治療内容 診断結果を丁寧に説明し、揺れている前歯の抜歯に同意いただきました。
抜歯後は、自然に抜けてしまった前歯と合わせて2本分の隙間ができるため、もともと使用していた左上の部分入れ歯に金属のバネ「クラスプ」とプラスチックの人工歯を足して、前歯を補う治療を提案しました。

今回失った2本の前歯は数年前から揺れていたため、左上の部分入れ歯は、いつか前歯が抜けることを想定して作製したものです。患者様には以前から「前歯が抜けたら左上の部分入れ歯を修理して使用できるようにする予定です」とお伝えしていたので、すぐに治療に同意いただきました。

まず揺れていた前歯を抜き、その日のうちに左上の部分入れ歯に人工歯とクラスプを取り付ける修理を行いました。
当院では、ワイヤーを曲げてクラスプを作製する工程を、歯科医師が行っています。
一般的な歯科医院では、クラスプの作製を歯科技工所に委託するため修理には約1週間かかりますが、当院では歯の模型を30分で作製して歯科医師が診療の合間に直接修理することで、1時間での修理が可能です。

今回の部分入れ歯は比較的小さなものでしたが、小さなサイズでも初めて装着すると違和感が強くて使えないと感じることがあります。しかし、患者様は部分入れ歯を長年使用していたため、修理後に入れ歯のサイズが少し大きくなっても、違和感にすぐ慣れていただけました。

即日の修理で噛み合わせが回復したため、患者様にもお喜びいただきました。
治療回数の目安 1回
治療費総額の目安 保険治療1割負担で約1,000円
この治療のリスクについて ・外科処置後に腫れ、出血が続く場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・入れ歯は着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります
クリニックより 歯の揺れを止めるのは、ほぼ不可能です。そのため、本症例のようにいつか抜けることを想定して入れ歯を作る治療を、当院では頻繁に行っています。
大きな入れ歯を新しく作ると、身体がそれに適応するまで時間がかかることが少なくありません。とくに高齢の方は、慎重な対応が求められます。
当院では積極的に入れ歯の修理を行っているので、入れ歯でお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

治療前

治療前画像

治療中

治療中画像 治療中画像

治療後

治療後画像 治療後画像